私の息子は小学4年生~不登校気味になりました。
中学に行っても、精神的に不安定で、不登校の時期があったり、週1、2回ほど給食を食べにだけ別室登校したりで、クラスには1度も入らないまま卒業しました。
そんな息子は現在、通信制高校2年生になり、笑顔で前向きに毎日を過ごしています。
全日制に比べてまだ一般的ではない「通信制高校」を選ぶ理由は、全日制に受からないからといった後ろ向きな理由がイメージされますが、今はそれだけではありません。
この記事では、息子が通信制高校に行くことを選んだ理由、メリット、選ぶまでの流れ、その後についてご紹介します。
- 息子が選んだ通信制高校
- 通信制高校を選んだ理由
- どの通信制高校に行くか、で重視したこと
- 通信制高校を選んで正解だったか
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息子が選んだ通信制高校
息子が選んだ通信制高校について、簡単にご紹介します。
息子が選んだのは、「集中スクーリング型の通信制高校」でした。
通信制高校の種類
通信制高校には、以下のような種類があります。
- 通信コース「集中スクーリング型」(年に2回各5日間の登校、など)
- 通学型(毎日登校)
- 通学型(週2~4日登校)
- 通学型(自由登校)
など、いろいろな形で通える学校があります。
息子が通っている「集中スクーリング型通信制高校」について
息子は、年に2回(1回につき4~5日)スクーリングがある高校に行っています。
学校に行くのは、そのスクーリングの10日間前後と、年2回のテストの日と、数カ月に1度ある特別学習の日のみです。
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息子が通信制高校を選んだ理由
私が息子に「通信制高校という学校があるよ」と勧めた理由、息子が通信制高校を選んだ理由、についてまとめました。
- 高校卒業はしたい
- ほとんど登校しなくてもいい
- 人との交流が少ない
- 自分のペースで勉強できる
- 入学試験が簡単
- やりたいことをする時間がたっぷりある
ひとつずつ説明していきますね。
高校卒業はしたい
息子自身、「高校くらいは卒業しておこう」という気持ちは、中学2年生のときに持っていました。
中学卒業してからどこにも所属していない状態になるのは怖いという思いもあったようです。
親である私も、将来の選択の幅が広がるからできるなら高卒の方がいいな、と思っていました。
それに、当時の息子の不安定な状態では、中卒で就職するということは考えられず…。
そんな、ちょっとマイナスの気持ちもありつつも…、前向きに親子で話し合い、通信制高校進学を選びました。
ほとんど登校しなくてもいい
中学を教室で過ごしたことがない息子にとって、ほとんど登校しなくてもいい通信制高校(集中スクーリング型)はメリットが大きかったです。
通学型の通信制高校は、学校によって週に1~5日の登校があります。
人との交流が少ない
通信制高校(特に、集中スクーリング型)は、登校する日数が少ないので、人との交流も少ないです。
そのことは、あらかじめ説明会で先生に聞いて確認しました。
人と雑談したり、交流したり、集団の中に入ったりすることが苦手な息子にとっては、「生徒同士の交流が活発ではない」ということも、かなりのプラス材料になりました。
友達や先生との交流がしたい方は通学型を選ぶといいですね^^
自分のペースで勉強できる
通信制高校では、勉強する時間を自分で決められます。
レポート(教科書を見ながら解いてもいい確認問題のようなもの)の提出期限さえ守れば、その勉強はいつどこでやってもOK。
レポートは週1回ほど、約3~5教科ほどを提出します。
息子は午前中に約1時間ほどレポートのための勉強時間を取って、教科書や授業視聴などで学び、レポートに取り組んでいます。
入学試験が簡単
息子が入った通信制高校の入学試験はありませんでした。
願書をきちんと書いて提出すれば「合格」です。
通信制高校の入試は、
- 願書を出すだけ
- 簡単なテストがある
- 作文
- 面接
- 上記の組み合わせ
といった感じで、簡単な場合がほとんど。
中学での学習が足りていない息子には、入学しやすかったというのも大きなポイントでした。
不登校だった子でも、受験しやすいのが嬉しいですね。
やりたいことをする時間がたっぷりある
ゲームしたり、漫画を読んだり、動画を見たり、動画を作ったりが好きな息子。
そんな好きなことをする時間がたっぷりとれるのは通信制高校の最大のメリットです。
自由な時間を最大に使って、以下のようなことができます。
- 自分の得意なことを伸ばす
- 心を休めて癒す
- 夢を見つける
- 何かに打ち込む
全日制では時間に縛られるという側面がどうしてもありますよね…。
通信制高校で得られた自由な時間で、将来に備えるもよし、好きなことに打ち込むもよし、そうやって蓄えた経験はきっとこれからを生きるパワーにつながると私は信じています。
どの通信制高校に行くか、を決めるときに重視したこと
通信制高校に進学することを決めたら、次はどの通信制高校に行くかを決めます。
決めるにあたって、どんなことを確認すればいいのかをまとめました。
- スクーリングのスタイル(通学型か、通信型か)
- 学校の雰囲気
- 先生や学生の様子
- 家からの距離・通学方法
- 専門的に学べること
- 学費
親としては、学費けっこう気になりました…
スクーリングのスタイル(通学型か、通信型か)
まず、その通信制高校の種類を確認することが大切です。
スタイル | 確認すること |
通学型 | 学校の場所。週に何日登校するのか、自由登校なのか。 |
通信型 | スクーリングの場所と時期と日数 |
子どもに合ったスタイルで登校できるのが理想です。
学校の雰囲気
意外と大事なのが、学校の雰囲気です。
通っている生徒の顔、校舎の雰囲気など。
パンフレットを見ただけのイメージでは、伝わるものが限られてきます。
行ってみると「なんか違う…」「ここは落ちつくなぁ」などの雰囲気を感じ取ることができたので、学校にも足を運ぶことが大事だと痛感しました。
先生や学生の様子
実際に学校見学、説明会、文化祭などで、先生や生徒の様子を見ることも、選ぶにあたっての大切なポイントになりました。
先生が質問に丁寧に答えてくれたか、生徒に真剣に向きあってくれているか、先生の生徒への声かけ、生徒の雰囲気、など。
学校に行くことでわかることがたくさんありました。
家からの距離・通学方法
通学型の通信制高校を選ぶなら、無理なく通える範囲の学校がいいかと思います。
息子のように「集中スクーリング型」だと年に約2回ほどなので、遠方でもビジネスホテルに宿泊するなどしてスクーリングに行くことは可能です。
息子の学校にも、新幹線を乗り継いで6時間かけて来ている生徒さんがいます。
専門的に学べること
通信制高校では、専門的に学べる学科がある学校も数多くあります。
興味のある学科を学ぶのはきっと楽しいはず。
そんな特色のある学校を選ぶのもいいですよね^^
息子はプログラミングを学べる学校を選びました。
学費
通信制高校といっても、学費はさまざまです。
私が見た10校ほどの中には、「こんな安いの!?」という公立の学費(年間数千円でした)から、「え…」とちょっとびっくりする私立の学費まで、幅広い学費でした。
私立でも、リーズナブルと感じる学費から、「ちょっとうちでは…💦」の価格までありました。
学校選びのときに、資料でしっかり確認しておきましょう。
資料には、実際にどれだけの学費がかかるか載っています
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通信制高校を選んで正解だったか
通信制高校を選んで正解だったか。
これはもう、「大正解」でした!
高校2年生の今、息子本人も私も「この学校でよかった」と心から思っています。
正直なところ、高校に行くまではスクーリングに行けるか、勉強できるのか、など心配をしていました💦表にはだしませんが…。
そんな私の心配をよそに、息子は年2回のスクーリングを乗り越え、レポートもきちんと提出し、勉強以外の時間は好きなことをして過ごし、1年次で履修していた単位はすべて取ることができました!
本当に嬉しかったです><
勉強以外の時間で、好きなゲームをし、ゲームの実況動画を作り、プログラミングに興味を持ち、将来の仕事について考える余裕もでてきました。
【通信制高校】不登校の息子が通信制を選んだ理由 まとめ
この記事では、不登校の息子が通信制高校を選んだ理由について紹介しました。
選んだ理由
- 高校卒業はしたい(将来のため)
- ほとんど登校しなくてもいい
- 人との交流が少ない
- 自分のペースで勉強できる
- 入学試験が簡単
- やりたいことをする時間がたっぷりある
通信制高校はいろんな種類があります。
学校によって、スクーリングの場所・レポートの提出方法・登校日数が違うのはもちろん、専門的に学べる授業があったり、オンラインに対応しているなど、いろんな生徒のニーズに合う学校が数多くあります。
無理なく通えるかや、学校の特徴についてなどしっかり確認して、合う学校探しをしてくださいね。
ちなみに、息子の学校では新幹線で5時間かけて遠方からスクーリング(年2回)来ている生徒さんも結構います。
スクーリング中はビジネスホテルに泊まっているそうです。
遠くてもその子にとって魅力的な学校であれば、そんな方法もアリです!
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