通信制高校を決めるまでに、どういう流れで進めていけばいいのかな?
通信制高校2年生の息子をもつ私が、上記のような悩みに答えていきます。
この記事では、通信制高校への進路を決めるまで(どの通信制高校に行くかを決めるまで)の流れをご紹介します。
「うちの子は通信制高校がいいんじゃないかな?」と考えおられるお母さんお父さん、ぜひご覧ください。
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実際に通信制高校を決めるまでの流れ
通信制高校を決めるまでの流れです。
順番に説明していきます。
①通信制高校の進学を選択肢に
息子は、小さいときから他人と交流することや集団行動が苦手でした。
小4で不登校になり、中学では給食を食べに別室登校をしたりするも、教室には一度も入らないままの学生生活でした。
なので、「長男には、全日制より通信制高校に行く方がしんどくないんじゃないかな?」と思っていた私。思い切って通信制に進学することはどうか、本人に聞いてみました。
息子も「高校は卒業しておきたい」「通学が少ない通信制がいい」という気持ちがあり、通信制高校に進むという道を選択肢に入れることになります。(中2の夏頃)
と、中2で決めたものの、本人が進学することに自覚を持ちだしたのは中3の秋くらい。
それまでは、私が一人で説明会に行ったり資料集めをしていました…。
②通信制高校の資料を集める
まず、最初に私がしたことは資料集め。
行けそうな範囲の学校や、全国から生徒を受け入れている学校など、20校ほどの資料を取り寄せました。
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③通信制高校の説明会に参加する
早めに色々と知りたい気持ちがあって、中2の秋頃、初めて高校の説明会(県が開催した、合同説明会)に参加しました。
息子を誘うも「行かない」との返事で、私だけの参加。
それでも、興味のある通信制高校の先生と1対1でお話する貴重な機会です。
息子が通うことになったら…とイメージしながら、質問をして、答えをもらって…と、わからないことや不安なことをどんどん聞き、どんどん解決していき、スッキリしました。
帰って息子に説明するも、「まぁ、よさそうだねぇ。」と相変わらずな態度。まだどことなく他人事のような感じでした…。
その後も、私一人で個別の学校説明会に2校行きました。
④親子で通信制高校の説明会や見学へ行ってみる
息子が中3の夏頃になると、いよいよ進路を決めなくちゃいけない圧力が強くなってきて、本人も動きだしました!
この圧力というのは、私と、発達外来の先生、中学校のSSW(ソーシャルワーカー)さんからです^^;
「何もしないと、中学卒業したらどこにも所属しないという道を選ぶことになるよ?」という言葉が効きました。
やっと!ついに!!動いた!
中学からもらった、県内や県外の通信制高校の説明会の日程を見て、興味があった学校の説明会・学校見学会・文化祭に息子と行ってみました。(約4、5校ほど)
本人曰く、文化祭は意外と行くハードルが低いとのことで、ドタキャンなしに2校行ってきましたよ。
実際に学校に行ってみると、
- 学校の雰囲気
- 生徒の雰囲気
- 先生方の対応
- 実際の授業風景
- 詳しい説明を受け、相談にも乗ってもらえる
たくさんの情報を知ることができて、「行ってよかったね!」と満足して帰ってこれました。
足を運んで、自分の目で見ると、見えてくることがたくさんあります!
⑤どの通信制高校を受験するか決める
(中3の1月)実際に見て感じた情報、資料、学校の場所、など全部をひっくるめて、どの高校に行きたいかを息子に最終アンサーをもらいます。
ひとつの高校に絞り込み、願書を送りました。(中3の1月)
⑥通信制高校の受験・合否判定
中3の2月に願書を送り、すぐに合格✨
息子の志望した学校は願書(学校からの内申書入り)を出せば、合否が決まるところでした^^
ここまで、長いようであっという間!
無事に決まって親子で喜びました。
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通信制高校を決めるまでの問題点と解決方法
通信制高校を決めるまでに、息子の気分次第で思い通りには進まないことも多々ありました。
約束のドタキャン、学校が決められず結論先延ばし、そもそもやる気がないとき、など数えきれず…。
「将来のことを考える余裕がなかったんだよ」と今の息子は、当時を振り返って言っています^^;
当時、発達外来の先生とも相談して、以下のように対応しました。
- 説明会や学校見学会に一緒に行くことを先延ばし、またはドタキャンしたとき
-
- 本人の人生のことなので、本人が動くまで待ちました。
- 学校が絞れないとき
-
- 「学校も進路も途中で違うなと思ったらいつでも変更すればいいよ。通信制は編入もOK!悩みすぎずに決めて大丈夫。」と伝えました。
なんだかんだ言って、中3の夏が過ぎる頃にもなると、息子本人も動き出さざるを得なくなりました。
ソーシャルワーカーさん(SSW)の話でも、ほとんどの不登校の子どもさんがそうだとのこと。
親は下準備をしながら焦らず待つ、のがいいのかもしれません。
子ども本人が進路を決めるメリット
親ではなく、子ども本人が進路を決めるということのメリットについて、ご紹介します。
中3の進路を決めるという、時期。
なかなか動き出さない、考えない子どもを見てモヤモヤイライラすることもあるかと思います。
はい。私もそうでした。
でも、子どもが決めるということが大事だと言い聞かせ、本人が動くのを待ちます。
それは、子どもが自分自身の得意なこと、不得意なことを考えたりの作業の中で、自分を知っていく・認めるという自己理解につながるからです。
- 「自分は人と交流するのが苦手だから、通信制高校がいい」
- 「学校に通う回数が少ない方がいいから、集中スクーリング型の通信制高校がいい」
- 「パソコン触るのが好きだから、プログラミングが学べる学校がいい」
イヤでも自分のことを考える時間を持つことになるので、自己理解が深まります。
時間はかかりましたが、本人なりに考えて決めたことはいい経験になったと、確信しています。
【不登校の親】通信制高校を選ぶまでの流れ まとめ
この記事では、通信制高校を選ぶまでの流れについて、ご紹介しました。
何からどうしていいのかわからないのが最初です。私もそうでした。
とりあえず、どんな学校があって、どんな特色があるのか、どんな思いがあるのか、を知るだけでもOKです。
学校から送られてくる資料の中には、学科試験の範囲などの詳しい内容が載っていたりもします。
私が取り寄せた学校案内の中には、勉強が不安な生徒のために、試験のための対策講座を開いているという情報も入っていて、すごく助かった経験もあります。
早めにわかっていると、これから進むべき道が見えてきます。
まずは、一歩踏み出しましょう!
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