子どもが不登校のとき、ゲームばかりして1日を過ごしていて親としては不安ですよね…。
ゲーム依存症にならないか、勉強の遅れは大丈夫か…。
現在、通信制高校2年生の息子も、小4~不登校、中学でも不登校&別室登校で、ゲームばかりをして毎日過ごしていました。
なのでその不安すごくわかります><
この記事では、以下のことについて紹介します。
- 息子がゲームから得たこと
- ゲームから学んだこと
結論を先に言うと、息子がゲームから得られたことは「コミュニケーション能力」「好きを極める楽しさ」「興味のあること好きなことの自己理解→興味のある分野の広がり」です。
ゲームに没頭したからこそ学んだことも多くありました。
ひとつの例として、あなたの悩みの参考に少しでもなれば嬉しく思います。
息子が中学生のときの1日のスケジュール
息子が中学生のときの1日のスケジュール、勉強について、などをまとめました。
ずっとゲームの1日
7:00 | 起床 |
7:30 | 朝食 |
8:00 ~12:00 | ゲーム(マイクラ) |
12:30 | 昼食 |
13:00 ~16:00 | ゲーム(マイクラ) |
16:00 ~19:00 | ゲーム(ドラクエ10) |
19:00 | 夕食 |
20:00 | おふろ |
21:00 ~22:00 | 動画みる | ゲーム(マイクラ)
22:30 | 就寝 |
上記のように、毎日10時間以上をゲームと動画視聴をして過ごしていました。
別室登校するときもある
長男は、発達障害の特性から、集団や人とのコミュニケーションが苦手で小4から不登校になりました。
週に1、2回ほど別室登校をしている時期も。
食べることが好きだったため、給食時間にだけ車での送迎で別室登校をし、給食を食べてすぐ帰るなんてことをしていました…!
学校での滞在時間30分。
珍しい登校パターンですね。
ほんとに食べることが好きだったんです!
中2までは勉強時間なし
さきほどの表からわかるように、勉強時間は中2まではゼロ。
小4~中2まで勉強はほとんど止まっていたことになります。
中3になって、通信制高校へ行くことが決まったころから社会と数学と英語を日替わりで、毎日1ページだけ進めていくようになりました。時間にして1日5分~15分。
亀🐢の歩みです。
ゲームから得たこと3つ
ほとんど勉強せず、ゲームばかりをしていた息子ですが、ゲームから得られたことは大きかったです。
息子がしていたゲーム
- マインクラフト(PC)※以下、マイクラ
- ドラクエ10(PC)
得たこと
- 好きを極める楽しさを知る
- 他人と交流する方法、交流する楽しさを知る
- 自分の好きな分野がわかった→好きな分野の広がり
詳しく説明していきますね。
好きなことを極める楽しさを知る
ゲームという好きなことに没頭して極めるのも、能力の1つです。
これからの人生で、「集中できる」という誇れる長所になるはずです。
また、パソコンでゲームをしたいという気持ちから、以下のことができるようになりました。
- ブラインドタッチ
- パソコンのこと全般(マイクラの改造データを入れる作業から)
(どうしたらできる?の疑問が生まれたとき、一人で解決できないことは、私もサポートもしました。)
PCに詳しくなったり、ブラインドタッチができることは、通信制高校の授業やレポート提出でも役立っています!
他人と交流する方法、交流する楽しさを知ったこと
息子は友達がいなくて、同世代の人とのコミュニケーションの仕方をあまりわかっていませんでした。
ですが、ドラクエ10(オンライン)で他の人とチャットで交流すると、こんなに得たものがありました。
- 挨拶
- マナー
- 約束を守る大切さ
- ユーモアを交えた会話
- 会話のバリエーション
- 語彙力アップ
- 人と団結して同じ目的に向かう楽しさ
- 勝つための創意工夫
もちろん子どもさんに寄って得るものは違うと思いますが、どんな経験も学びの1つになるでしょう。
学校に通っていると普通に習得することを、長男はオンラインゲームから学びました。
自分の好きな分野がわかったこと
息子が「クリエイティブ作業」が好きということを気づいたきっかけも、マイクラからでした。
マイクラというゲームで、四角いブロックを使って建築物を作る喜びを感じ、没頭していきました。
この気づきは大きくて、
好きの広がり
何かを作り出すことが好き
→デザインすることが好き
→作業が好き
→他の人の動画も参考に視聴
ここで通信制高校の先生から「自由な時間で好きなことを極めてみてください」の一言があり
→動画を作ってみたい
→動画制作し、YouTubeへ投稿
→WEBデザインに興味をもつ
→現在、WEBデザインとプログラミング勉強中
その時々で好きなこと、興味のあることをしていると、どんどん興味のある分野が広がっていくということを実感。
好きが広がっていくと、その中から将来の仕事に通じていくことがあるかも!
「好き」のパワーは絶大です!
同じ仕事をしていても、好きでやっている人には、他のどんな人も(例えすごい努力家の人でも)勝てないと言われているほど、「好き」はすごいのです!
息子は、マイクラのゲームが作られた歴史や、作った人などにも興味を持ち、マイクラが開発された国「スウェーデン」に行きたいという夢をもつようにもなりました。
【6年間不登校&別室登校の息子】ゲームばかりの毎日で得たこと3つ まとめ
この記事では、6年間不登校&別室登校の息子が、「ゲームから得たこと3つ」をご紹介しました。
得たこと
- 好きを極める楽しさを知ったこと
- 他人とコミュニケーションをとる方法、とる楽しさを知ったこと
- 自分の好きな分野がわかったこと
得たことの具体例
- ブラインドタッチができるように
- パソコンのこと全般の理解
- 人とのコミュニケーションの取り方
- 動画編集、プログラミングなど興味のある分野の広がり
オンラインゲームで人と交流して学んだこと
- 挨拶
- マナー
- 約束を守る大切さ
- ユーモアを交えた会話
- 会話のバリエーション
- 語彙力アップ
- 人と団結して同じ目的に向かう楽しさ
ゲームをすることは、悪い面ばかりクローズアップされがちですが、このように良い面も多くあります。
「どんなゲームが好きなのかな?」
固定概念を少し横において、子どもの好きなゲームについて興味を持ってみてみると、子どもの興味のある分野がわかったり、親子のコミュニケーションにも変化があるかもしれませんよ^^
同じゲームをして遊ぶのも楽しいです!
この記事が、ゲーム好きな子どもを違う角度から見るきっかけになったら、嬉しく思います^^
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