不登校の親はしんどいですよね…。
私も小4~中3まで不登校(たまに別室登校)の息子がいたので、よくわかります。
私は、思いつめて精神的にも体調を崩し、病院のお世話にもなりました。。
この記事では、私がしんどかった理由、しんどさを減らすためにしたこと・考えたこと、などを紹介します。
今、しんどく思っておられるあなたの気持ちが、少しでも軽くなれば幸いです。
不登校の親がしんどい・疲れる理由
不登校の親がしんどい・疲れる理由をあげてみました。
子どもに関するしんどいこと
- 子どものしんどそうな様子を見ること
- 予定のドタキャン
- 直前までわからない子どもの予定に合わせること
- 自分の予定が立てられない
- 子どもへの言葉がけとそのタイミングにめちゃくちゃ気を使う
- 子どもによくないことを言ってしまい、罪悪感を感じること
- 24時間こどもと一緒に過ごすこと
- 病院(発達外来)への通院
- 将来のことをマイナスに考えてしまう
- このまま引きこもりになってしまう恐怖
学校に関するしんどいこと
- 先生の突然のアポなし訪問
- 理解のない先生とのやりとり
- 理解のない先生の子どもへの対応や言動
- 学校への提出物を書いて届けること
- 学校からの電話
- 毎朝の欠席連絡
- PTAへの参加
先生や学校との関係性を悪くするかもしれないことを言うのはすごく勇気がいりますよね。
言ったところでわかってくれない場合も多く、さらに問題を抱えることにもなったりし、モヤモヤすることがたくさんあります;;
周りでしんどいこと
- 世間から置いて行かれたような感覚・孤独
- 旦那との意見の相違
- 周りの理解がない
- 楽しそうに通っている他の子どもを見ること
- 親のせいにされるような世間の声
- ママ友との会話
細かいことを言えば、もっともっとありそうです…!
【不登校の親】しんどさを我慢しすぎない
不登校の親がしんどさを我慢せずに外に助けを求めたり、息抜きをする方法をご紹介します。
- 学校に理解を求める
- Twitterなどで仲間とつながる
- 息抜きをする
学校に理解を求める
学校にも理解を求めてみましょう。
- 毎朝の欠席の電話連絡
- お便りなどのもらい方
- 先生の突然の訪問
学校に理解を求めようと訴える行為すら、しんどいですよね。わかります;;
私の場合、
長男の中1のときの支援の先生から「毎朝の電話連絡は来れるときだけメールしてくれたらいいですよ」と言っていただいたので、そのようにさせてもらっていました。
が、中2で教頭先生が変わり、担当の先生も変わってから「欠席連絡は毎朝して下さい」と強く言われて、毎朝と教頭先生へ直接連絡を入れなくてはいけなくなりました。
その時に「今日もお休みかぁ…。〇〇くんの様子はどう?」といちいち聞かれるのも苦痛で、本当にやめたかったです…。
電話連絡はしなくてもいいと配慮してくれる学校も多いようです。
本当に辛いことは学校に伝えてみてくださいね。
Twitterなどで仲間とつながる
私は不登校の親とつながりたい一心で、この時初めてTwitterを使いました。
たくさんの人と励ましあったり、情報を交換したり、気持ちを聞いたり聞いてもらったりしました。
周りには不登校の親は少ないかもしれませんが、全国にはたくさんの同じ思いをもった人がいて、また乗り越えた人もいて、勇気づけられました。
ぜひ仲間を見つけてください。
息抜きをする
親は思った以上にダメージを受けています。
意識的に、息抜きができるようにしてみてくださいね。
ちょっと子どもから離れて、一人の時間を満喫してみましょう。
カフェに行っておいしいスイーツを食べたり、趣味の時間に没頭するのもいいですね。
私のリフレッシュ方法は、以下の3つでした。
- 一人旅
- 観劇
- オンラインゲーム
どれも、日常から離れて非日常を味わえます。リフレッシュ効果バツグンなのでよかったら試してみてください。
特に、一人旅は普段とは違う場所に身を置くことになります。客観的に冷静に物事を考えることができるようになりますよ。
不登校の親が楽になる考え方
不登校の親である私が楽になった考え方をご紹介します。
私のひとつの考え方なので、あなたに合ったものがあれば嬉しいです。
人生遠回りしても、学校に行かなくても大した問題ではない
長い人生、2、3年遠回りしても、大した影響はありません。
学校に行かなかったからといって、何か大事件が起こるわけではありません。
逆に、学校に行っているからといって、人生ずっと挫折もなく安泰に生きていけると約束されるわけでもありません。
人生はのゴールは学校に行くことではなく、「幸せを感じながら生きること。死ぬときに幸せな人生だったと思えること」だと私は思います。
学校に行く行かないは、人生の中で大した問題じゃありません。
必ずまた動き出すと信じる
今はまだ心を消耗して動けないだけ。
何もしていないように見えても、地面の下に根っこを張っています。
そのうち、芽が出て花が咲きます^^
安全で安心できる場所でしっかり休んでパワーが溜まったらまた動き出します。必ず。
システムが追い付いていない
個性を大事にしようという新しい価値観が認められつつある現代。
人間が決めた学校という型に子どもが合わなかったといって、悪い事でも恥じることでもないです。
そもそも、いろんな事情で学校に通えない子供たちに、勉強する機会がないという今の教育は遅れているのでは…と、思わずにはいられません。
これだけは大切にしよう
今大事なことは3つ。
- 親子の信頼関係を良好に保つこと
- 子どもが元気に生きていたらそれでいいと思うこと
- 子どもの心が休めること
不登校は永遠には続かない
不登校は永遠には続きません。
中学を卒業すると、
- 家で心を回復させる
- 全日制の高校へ行く
- 定時制の高校へ行く
- 通信制高校へ行く
- 多部制の高校へ行く
- 起業する
- 好きなことを極める
- ネットで自分のできることを売る
義務教育という狭い囲いから抜けて、精神的にもラクになります。
無限の道が広がります。
今はスマホ1台、PC1台あれば、ネットを使ってお金を稼げる時代。
ココナラやクラウドワークスなども。
不登校だった息子は今、通信制高校2年生。将来の仕事として動画編集やWEBデザイナーはどうかと考え、少しずつ勉強しています。
息子の発達外来の担当医の言葉。
「今はあなたたちが活躍する場所と方法がたくさんある時代だからね。よかったね。」に、涙がこぼれそうになりました。
息子が不登校になったからこそわかったこと
息子が不登校になってよかったなんて、言えませんが。
不登校になったから気づけた大きなことがあります。
それは、人生で絶対しなきゃいけないことってめったに無いんだということ。
息子が不登校になったこと。
これは「人生はこうあるべきだ」と育ってきた私にとって、大きな衝撃でした。
自分のことのように悩み、苦しみました。
でも、あるとき思ったんです。
学校行かなくても、誰にも迷惑はかからない。心身を壊してまで行く意味ってある?と。
世間では(以前の私も)、学校は絶対行くものとなっていますが、行かなくてもなんとかなるものです。
世間が信じている「当然しなきゃいけないこと」の中に、実は本当に大事なことってどうやら少なそう…。
息子は通信制高校生になり、人との交流はなくても、将来を考えつつ充実した毎日を過ごしています。
息子の不登校は、世間の常識を生きるより自分の人生を生きるのがいいんだ、と教えられた出来事になりました。
この大きな気づきは、私の人生で間違いなくプラスになっています。
【経験談】不登校の親はしんどい・すごく疲れる まとめ
この記事では、不登校の親のしんどい気持ちと対処法などをご紹介しました。
子どもが不登校になるとしんどいです。特に初めの頃…。
でも考え方ひとつで、変わります。
不登校というのは人生のほんの一部のこと。通り道にすぎません。
今思えば、私がそう思えるようになったときから、子どももだんだんと立ち直っていったような気がします。
最後に、おススメの本をご紹介します。
学校や周りに合わせるというできないことを無理にやろうとするのではなく、自分にできることを見つける大切さを教えられた本です。母、父、本人、それぞれの言葉で思いが綴られています。胸にじーんと沁みました。
この記事が、あなたのお役に少しでも立てたなら嬉しく思います。
コメント