家づくり後悔したことランキング②【経験者が語る】間取り編

家づくりで後悔したこと「間取り編」

こんにちは!ろらんぬです。

家づくりは、大きな買い物だから後悔したくないですよね。

私は10年前に地元の工務店で家を新築しました。

家づくりを始めたときは何も知らず、自力で調べながら進めた1年。

それでも後悔したポイントがいくつもあります。

私は自宅を新築した後、家づくりの世界に魅せられてインテリアコーディネーターの資格を取り、仕事を始めました

実際に家づくりの仕事に携わったことで「こんなことができるの⁉」と気づいたからこその後悔もあります。

この記事では、そんな「我が家の家づくり『間取り』で後悔したことBEST10」を正直にご紹介します。

この記事を読むとわかること

  • 家を建てた私が、実際住んでから「間取り」で後悔したこと

    ▷ あなたが「間取り」を考えるときに気を付けるべきポイント

▽ 設備面で後悔したことは、こちらの記事をお読みください


これから家を建てられるあなたの「後悔することがない居心地のいい家づくり」を心から応援します!

目次

わが家のこと ご紹介

わが家の1階リビングと洋室

我が家のことを少しご紹介します。

  • 木造2階建て(吹き抜け・ロフトあり)
  • 外断熱オール電化
  • 外壁 ジョリパット塗り壁
  • 屋根 洋瓦葺き
  • 壁紙 珪藻土クロス
  • 床  あか松無垢フローリング

建てたときは、まったくの家づくり初心者でした。

その後、インテリアコーディネーターの資格を取り、工務店で働くことになります。

わが家の家づくり 後悔したことランキング【間取り編】

わが家の家づくりの「間取り」において、後悔したことランキングをご紹介します。

  1. 階段の形
  2. 吹き抜けがある
  3. 成長したら収納で分けるつもりだった子ども部屋
  4. 階段下収納の使いづらさ
  5. 玄関の収納が少ない
  6. 大きなバルコニー
  7. ロフト
  8. リビングの窓
  9. 総2階建てを意識したちょっと強引な間取り
  10. 勝手口がない

どれも、私が新しい家で暮らしてから後悔したことです。

ひとつずつ説明していきますね。

階段の形

わが家の一直線の階段

階段の形によって、危険度が違うってご存じですか?

こちらのわが家の階段は「直階段」という折り返しのないまっすぐな階段です。

直階段の特徴は?
  • 省スペース
  • 費用安い
  • 階段下収納が取りやすい
  • 踊り場がないので、落ちたときに下まで落ちる危険がある

そう、踊り場がないこの直階段、小さい子どもやお年寄りがいると危ないのです。

我が家でも子どもが階段で足を踏み外し、ダダーーーっと下まで落ちてケガしたことが数回ありました。

(愛犬まで落ちたことも…)

設計段階で、階段についてもうちょっとリサーチするべきだったと反省。

安全面を考えると、踊り場のある「折り返し階段」「かね折れ階段」などがおすすめです。
落ちても踊り場で止まることができます。

子どもや高齢者の方がいるお家での階段の形は慎重に選びましょう。

吹き抜けがある

明るく開放的な空間

我が家には、LDKに吹き抜けがあります。

新築したら絶対「吹き抜け」つけると決めていました。

『開放的な吹き抜けの下から、上にいる子供たちに「ごはんだよー」って言う生活がしたい!』とワクワクドキドキ。

ところがいざ住むと、わかっていたはずのデメリットが目立つんです…。

住んでみて感じる吹き抜けのデメリット
  1. 吹き抜けのあるリビングの音が2階に筒抜け
  2. キッチンやダイニングの匂いが2階にただよう
  3. 夏熱く、冬寒い(冷暖房の効率が悪い)
  4. 窓とシーリングファンの掃除が大変

もちろん、メリットもあります。

  • 明るい
  • 広く感じる
  • 開放的
  • 2階の様子がわかる

でも、際立つデメリットが「吹き抜けなくてもよかったかな…」と思わせる要因に。

ちなみに、個人的に一番困ったのは、

夜、リビングのTVの音や話し声で、上の部屋で寝ている子どもが起きること。

新居で楽しい生活のはずが、夜はTVを消して、声をひそめての生活になり不自由でつらい思いをしました。

吹き抜けの場所(我が家はリビング)と子ども部屋、寝室の配置は要チェックです。

吹き抜けのあるリビングを検討されているなら、デメリットもしっかり理解したうえで。

成長したら収納で分けるつもりだった子ども部屋

子ども部屋

こちらの子ども部屋、兄弟が成長して個室が必要になったら、収納や壁で分けることを予定していました。

子どもが小さいうちは広々と使えるし、建築費も抑えられて一石二鳥です。

実際、そのようにされるお施主さんも少なくないです。

ところがわが家では今、その分けるべき時期になっているのですが踏み切れていません。

  • 建ててから少しずつ取りかかった「駐車場・外構工事代」
  • 新しいウッドデッキに取り換える「工事代」
  • 大きな家電の購入

などの出費がかさんだためです…

また、住みながらの工事が煩わしいということも、決心がつかない気持ちにさらに拍車をかけています。

いちばんは計画性のなさが招いたことです…

子ども部屋を後から分ける予定の場合、費用をあらかじめ聞いておき、計画的に準備をされるのをおすすめします。

階段下収納の使いづらさ

右手にある階段下収納の小さい扉

階段の下にできるスペース、有効に活用したいですよね。

  • 収納
  • ちょっとした家事スペース
  • 造作で机を作って作業スペース
  • トイレ

など、色々な活用法があります。

我が家は生活用品を入れるための収納にしました。

扉は小さいですが、中は段々になっていて意外と広いのが特徴です。

ところが、棚板などをつけていないため、空間をうまく使えていません。

わが家はリビングの収納がここだけなので、この収納だけが頼りなのです

左手:階段の下段の方 右手:上段の真下になります

特に(写真に写っていない)上の空間が余っていて本当にもったいない…!

突っ張り棒などを使っていますが、見た目的・機能的にも納得がいっていません。

階段下収納を作るなら、中に棚板などを入れてもらうと使いやすくなりますよ。

玄関の収納が少ない

すっきりシンプルであることだけを追求しました

できるだけすっきりシンプルがいいと思い、小さな靴箱だけがあるわが家の玄関。

靴もあまり持たないから大丈夫だと納得して選んだはずが、子どもが大きくなると収納が足りていません。

でも、大きな靴箱を置くのもやっぱりちょっと…。


実は玄関をすっきりしたいなら、靴箱を置かないのに収納を増やせる他の方法もあるんです。

玄関の横に「シューズクローク」を付ける方法です。

  • ベビーカー
  • スノボ、スキー板
  • ゴルフバッグ
  • コート
  • 土のついた野菜

などを置けて、なおかつ玄関からは見えない、といいことづくしなので採用されるお宅も増えています。

わが家も知っていれば絶対採用したのになぁという悔しい思いがあります。

シンプルさと収納量を求めるなら、シューズクロークがおすすめです。

↓こちらのサイトが参考になります

収納デザインソムリエ

大きなバルコニー

あなたの洗濯機はドラム式ですか?縦型ですか?室内干しが多いですか?

我が家には広いバルコニーがあります。

ところが、ほとんど使っていません。

洗濯機は縦型です。

洗濯物は室内の「物干しワイヤー」で干すか、1階の外壁につけた物干し金物に干しています。

2階のバルコニーは布団を干すときに使うものの、大きいバルコニーは必要なかったというのが私の本音です。

最近は、バルコニーをつけないお施主さんも多く、当たり前のように広いバルコニーを求めていた感覚は今変わってきているように感じています。

バルコニーは、

  • 意外と汚れるので掃除が大変
  • FRP防水(繊維強化プラスチック)を使用していると、メンテナンスが必要

なので、広いとその分だけ手間とコストがかかってきます。

今一度そのバルコニーの広さが必要なのかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。

建築費用のコスト削減になる場合もありますよ。

ロフト

子ども部屋にあるロフト

わが家の2階にある子ども部屋のロフト。

こちらもまた「子ども部屋にはロフトをつけたい!」となんとなく私が憧れてつけたものです。

ところが、全く使っていません。

  • 「急なハシゴを登るのが大変でめんどくさい」と子供が登りたがらない
  • 上に物を置きたくても、ハシゴでは持っていけない

などが、理由です。

半年に1回の掃除も、掃除機抱えてハシゴを登るのは本当に危なくて、怖い思いをしながらやっています。

そして、半年に1回だけの掃除はホコリが数ミリ積もっていて、もっと掃除回数を増やさないといけないという問題に面しています。

そんなロフトですが、快適に使える解決策もありますよ。

ハシゴで上るのではなく、階段状の収納をつけて登るように工夫したお宅もありました

わが家も使いやすいように工務店に相談したり、調べたりすればよかったです…

リビングの

左;ウッドデッキに続く掃き出し窓 右:開閉できないFIX窓

家の中で一番大きい間取りのリビング。

居心地がいい空間になるよう、窓のデザインや配置にはこだわりたくなりますよね。

窓がたくさんあるデメリット
  • ガラスは熱伝導率が高い→夏は暑く、冬は寒くなりやすい
  • 冷暖房効率が落ちる
  • 外からの目線が気になる
  • 家具の配置が難しくなる
窓が少ないデメリット
  • 圧迫感がある
  • 暗くなる

わが家のある地域は寒冷地です。

窓を多めに配置したことで冬の暖房効率が落ちるのが一番困りました。

なので、ちょっと控えめに窓を配置してもらうことに。

ですが、工務店でお仕事するようになってから、「トリプルサッシ」を入れるなどの工夫をされて、暖房効率と明るく開放的な空間の両方を実現されているお家を見てきました。

そのたびに「うちももう少しじっくり検討していれば、広い窓をつけてもっと開放的なリビングできたかも」と思いが頭をよぎります。

ぜひ、これから間取りを作る際には、

  • お部屋のイメージ
  • 明るさ
  • 家具の配置
  • 冷暖房効率

納得するまでよく考えて、窓の位置にこだわってくださいね。

窓はお部屋の雰囲気と快適性がガラッと変わる大事なポイントです

総2階建てを意識したちょっと強引な間取り

わが家の洗面所、脱衣所、トイレ
トイレ・洗面・脱衣所が同じ空間

わが家は徹底的にコストを下げるために、真四角の「総二階建て」にしました。

イメージとしては、箱に屋根が乗っかっている感じです。

そのために、どうしても間取りに自由度がなくなり、「トイレ・洗面・脱衣所」を一緒にした空間が生まれました。

これはこれで子供が小さいときは「トイレ→手洗い→お風呂」という流れで便利でした。

困るのが、誰かがトイレにこもっているとお風呂に入れないこと。

コスト削減と暮らしやすさ、あなたならどちらをとりますか?

我が家はコスト削減をとったのですが、ちょこっと後悔している部分になります…。

勝手口がない

ここに勝手口があったかもしれない場所

わが家には勝手口がありません。

勝手口の防犯、戸締りを気にしないといけない場所が増えるのが気になったからです。

それからもう一つ、勝手口の外の外構(土間やたたき)の費用が意外と高かったことが理由です。

では、実際住んでみて、勝手口なしで困るかどうかですが、

やはり「ごみを外に置いておけたらいいのに」と思うことが度々あります(泣)

「利便性」をとるか、「防犯・コスト削減」を取るか、悩ましい問題です。

最近は勝手口を作らない方も増えています。
勝手口が本当に必要かどうか、ぜひじっくり検討してみてくださいね。

わが家の家づくり後悔したことランキング【間取り編】 まとめ

この記事では、私が「インテリアコーディネーターになる前の自宅の家づくり」で後悔したことを紹介しました。

  1. 階段の形
  2. 吹き抜けがある(匂いが上がる、音が響く、暖房効率悪い)
  3. 成長したら収納で分けるつもりだった子ども部屋
  4. 階段下収納の使いづらさ
  5. 玄関の収納が少ない
  6. 大きなバルコニー
  7. ロフト
  8. リビングの窓
  9. 総2階建てを意識したちょっと強引な間取り
  10. 勝手口がない

工務店で住宅を建てる場合、その工務店のスタイルにもよりますが、「こんないいことあったなら、教えてくれたらよかったのに」と後から思うことが少なくありません。

施主の私たちの方でもしっかり情報を集めて、「こういうのはできますか?」など聞けるくらいのレベルになっているほうがいい家ができると自信を持って言えます。

ぜひ、雑誌・ネット・資料などで、知識を増やしていきましょう。

この記事があなたのお役に少しでも立てたなら嬉しく思います。



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この記事を書いた人

ろらんぬのアバター ろらんぬ インテリアコ-ディネーター・主婦

人生で1番大切なのは今、この瞬間。

家族:夫と息子2人(通信制高校生・中学生)

暮らし・ひとり旅・通信制高校のこと
今をキラキラ彩るちょっといいコト・モノを発信していきます。

資格:インテリアコーディネーター
好きなこと:一人旅・観劇・愛犬・ゲーム

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